成長・性徴・・・ | せきらら性教育

成長・性徴・・・

息子が恋をしている。


おお。


どうも同級生らしいんだけど、そして、向こうも息子に惹かれている、らしい。


以前からその傾向はあって、気になる子がいて・・・とは言っていたんだが。


で、その女の子から


「映画・・・行かない?」


と聞かれているらしい。


映画ァ? 暗いところで二人っきりってかい? あぶねーあぶねー(・・・なに考えてんだ、わたしは・・・笑)。


まあ、冗談はさておいて。


そういった報告がだんなからメールで届いていたので、もし、実際にそういうことになったらどうするべきかをちょっと真剣に考えていた。・・・ちょっとじゃなくて、かなり真剣、だな。


それには理由がある。


息子の周囲にいる何人かの同い年の子供は性的にかなり「進んで」いる。そして、まあ、当たり前といえば当たり前のこととして、ものすごく興味があり、実践をしたくてうずうずしている。


そして、ある日。


息子が友達と遊んでいたら、女の子が二人彼らのところへやってきて、一緒に公園に行こうと誘われたらしい。そして、公園で、息子の友人と女の子のひとりが触りあいだした・・・そうだ。


息子には、昔から、人のPrivate(私的・・・かな?)な部分に触るということは、非常に重要な意味を持つのだと教えてある。そして、その意味は時が来れば、果物が枝から落ちてくるようにわかるものだとも。だから、触りたいと思っても、ほかの人のPrivateな部分に興味本位だけで触ってはいけない。


息子は自分の友達を見て、うんざりして、嫌になって、家に帰ってきた。


・・・という事件が、先日起きたと、だんなからメールが来た。


性に興味を持つのはごくごく当たり前のことだし、それを抑圧するつもりは毛頭ない。エロ本でもオナニーでも何でもやればいいと思う。ただ、実際にそれが誰かを傷つけるようなことにはなってほしくない。


そして、残念なことに、ことが起きたときに肉体的・精神的に傷つくのは、どうしても女の子の側になることが多い。こればっかりは、男女同権だのなんだの言っても、もう、動かせない事実だ。だから、息子に不用意に女の子に触ったり、性行為を要求するようなことはしてほしくないのだ。


そう言い聞かせることも大事だけれど、でも、それだけではなく、親のほうからさりげなく、そういうことにならないような予防線を張って置けるのであれば、張っておきたい。


だから、まあ、実際には、二人で出かけるようなことがあれば、女の子の両親に連絡を取って、ちゃんと許可を与えてもらう、というような手続きが必要なんだろうと思う。隠れてデートをするんじゃなく。オープンにやってもらいたい。


・・・というわけで、息子と電話で話した。


「お前、好きな子がおるんやって」←いきなり単刀直入なわたし(笑)。


「うん。でも、誰かは教えてあげないよ。そのうち教えてあげるけど」


「デート,したいんやったら、ちゃんと女の子の両親にもいわなあかんよ」


「・・・そ、そんな・・・」


「そんなってどういう意味やな。隠れてこそこそする気か?」


「ち・・・違うよ・・・。まだ、目があっただけなのに・・・」


電話口から真っ赤になる息子が見えました。


とりあえず、先走った親のばかげた心配をよそに、息子はゆっくりと成長をしているようです。ちょっと安心。