悲しいなあ・・・
青バラ先生のこちらの記事 を読んで、本当に悲しくなってしまった。
何をもって、「きもい」というのだろう。自分は「正常」で「きもよい」(というのか?)で、そうでない人は、「異常」で「きもい」。
どうしてそんな風な画一的なものの見方しかできないのだろうか。
自分のセクシュアリティーやジェンダーが、生得のそれを一致していないことを、なぜ、「障害」と呼ぶのだろうか。
それは自然ではないからだ。男と女は交わり、子孫を残すのが自然だからだ。自然の摂理だからだ。
そういう声が聞こえる。
それに対して、小声で答えていいですか。
いいえ、人間は最早、自然な存在とはいえません。わたしたちは、必要以上に自然の姿を変え、自分たちの営みを管理してきました。そういう存在ですから、最早、画一的に何が自然などとはいえないでしょう。人工授精、遺伝子操作、代理母、医療行為全般、延命、手術、そのほかもろもろ・・・。
自分にとって何が自然なのか、それに正直に生きて行きたいと思います。それは、あなたの自然とは違う自然かもしれません。それが当然なのだと思います。
あなたの自然が絶対のものだと高らかに宣言をし、それをわたしに押し付けないでください。
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もし、あなたが異性愛者であれば、すべての異性に対して性欲を覚えますか?
それと同じです。自分と違うからといって、その人たちの持っているものを怪物化するのはやめてください。
自分と違う人たちをひとくくりにして、単なる一言、「きもい」で代表させないでください。
わたしたちは一人一人、違う顔を持った人間なのです。自分の自然を生きているのです。
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小声でしかいえなくて、ふがいないです・・・。ごめんなさい。