真実を求めること
まろさんが子供のときに、ばーちゃんに言われて、怖いことを信じてしまった 、と書いていらっしゃった。それを読んで、ほほえましくって笑っちゃったんだけど、実はわたしにも似たような話がある。
それは、年上のいとこが教えてくれた話。
自分の家から自分の家に電話をかけると、
電話機が
爆発する。
ありそーじゃん。自分が送った電波がバックファイアー!!!!ドカーン!
そのころ、やたらと黒魔術とか中世の魔術とかが好きで、その手の本を読みまくっていた小学校4年生のわたしは、呪いの跳ね返り現象なんかを知っていたので、いとこをマジで信じた。
その後、ありそうもないけど、いまだに確認できずにいる。
さて、息子が電話をかけられるようになったとき、一応、言っておいた。
「あんな、このおうちの電話で、おうちの電話に電話かけたらあかんで(電話が多くてややこしいな)。爆発するさかいナ」
息子は神妙な顔でうなづいた。
そして、何年かたった。
世の中にはアブねーことがある、という話をしていた。そのとき、話のついでに
「そや、自分の電話に自分の電話から電話かけたらあかんで」
と、確認を入れておいた。すると息子が言った。
「爆発しないよ」
「何で知ってるねん?」
「実験したの、この前」
「うひゃー、無茶しよるなあ」
「うん、ちょっと怖かった。でも、お話中のツーツーって音がするだけだった」
息子は母のおばかな思い込みを、経験的に真実でないと確認したのでした。実証って大事よね。うん。そやけどほんまやったら、死んでたで・・・。